福島県双葉町に義援金を届けてまいりました。2015.09.26
先日、社長の代理で福島県双葉町役場に
9月5日に開催したチャリティーコンサートの
義援金を届けて参りましたので報告いたします。
チケット代 ¥303,725(消費税別¥26,275)
義援金 ¥166,100
合計 ¥469,825
福島県双葉町は現在、いわき市の常磐線植田という駅の近くに
役場があります。
原発事故の影響で双葉町には
帰れないからです。
双葉町の伊澤町長さんにお話を伺いました。
現在、
避難者数合計6,997人(2,597世帯)
福島県内 4,055人(58.0%)[1,561世帯]
福島県外 2,942人(42.0%)[1,036世帯]
福島県外に避難している方は
北海道から沖縄まで38都道府県に
上るそうです。
そのうち、
双葉町は最初に加須市のきさい高校に
避難した経緯もあって、県外では
埼玉県が一番多く、877人の方がいらっしゃいます。
被災して4年半、これほど町民がばらばらになっているのは、
双葉町だけだそうです。
まだ、ふるさとに帰れる目途も立たず
何を目標に生きたらいいのかという
ご高齢の方々もたくさんいらして、
町長さんのどうにもやり場のない気持ちが切々と伝わってきました。
双葉町は農家や漁業を営んでいる方が多かったため
”ナスやかぼちゃができたよ、おいしい魚が捕れたよ。食べるかい?”
といった、何気ないご近所同士の日常のコミュニティーが
一瞬のうちに皆無になったつらさ、
家族がばらばらに
生活を余儀なくされているつらさ、
伺えば伺うほどこちらも胸が詰まって、
言葉を失くしてしまいました。
そんなお話の中で、アイライフが継続して
チャリティーコンサートを開催していることに
感謝の言葉を何度もいただきました。
「復興はまだまだで、何も解決していません。
チャリティーコンサートで大勢の方々の優しい思いと
その上、義援金まで届けていただいて、
いつまでも双葉町のことを思ってくださる気持ちが、
町民にとって何よりの励みになります。」
という言葉をいただきました。
ほとんど災害のないところで仕事ができる私達は
それだけでも恵まれていると思います。
被災地のことを思うと、相互扶助の大切さと
私たちができることを
継続していくことが大切なんだと
思いを新たにした一日でした。
専務取締役 中林 桂子
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